所謂「日本人論」の名著といわれているもの。

「日本が戦っている総力戦において、われわれの知らなければならないことは、

たんに東京にいる支配者たちの目的や動機だけ

、長い日本の歴史だけ、経済や政治の統計だけではない。

われわれは彼らの政府が国民から何を当てにすることができるか、

ということを知らなければならなかった。われわれは日本人の

思想・感情の習慣と、それらの習慣がその中に流し込まれる型(パターン)

を理解するように努めなければならない。われわれはこれらの行動や意見の

背後にある強制力を知らなければない。われわれはわれわれがアメリカ人

として行動するさいの前提をしばらく脇に置き、できるだけ、ある与えられた

状況の下で日本人がすることは、われわれのすることこととたいした違いは

あるまい、というような安易な結論に飛びつかないようにする必要があった。」15頁。

「アメリカ人はその全生活を、たえず先方から挑みかかってくる世界に噛み合わせている。-

そしていつでもその挑戦を受けて立てるように準備している。」44ページ